「土木の現場作業員って何をするの?」
「現場作業員って建設作業もするの?」

現場作業員と一口に言っても様々なお仕事があります。
本記事では現場作業員の種類をまとめています!
私(たわわわ)の自己紹介
専門学校を卒業後、ロサンゼルスに支社を展開する日本の映像制作会社に新卒入社。
現在は売上高100億超のメガベンチャー企業にて
自社求人サイトのマーケターとして勤務(現場作業、土木、建設、施工管理系の企業を担当)
そんな現役のマーケターがリアルな現場作業員の情報をお届けします!
本ブログは“現場作業員の転職専門”ブログです。
現場作業員とは?

現場作業員とは・・・
建設現場や道路整備などの工事現場で働く人の総称です。
現場作業員の細かい仕事内容や必須資格は
下記の記事でまとめていますのでぜひご覧ください。
現場作業員の需要が高い理由
現場作業員の需要が高まっている主な理由は、
建設業界における人手不足の深刻化です。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和5年1月分)」によれば、
建設・採掘の職業における有効求人倍率は5.37倍と、
全職業平均の1.29倍を大きく上回っています。
この背景には、少子高齢化による労働人口の減少や、
若者の建設業離れが影響しています。さらに、直近では
令和6年(2024年)1月1日に石川県能登地方を震源とした
「能登震災」の復興支援などの建設需要の急増も拍車をかけています。
また、建設業界では高齢化が進行しており、
55歳以上の就業者が約34%を占める一方、
29歳以下は約11%にとどまっています。
ですので未経験でも特に「若手の現場作業員」は、
どの会社でも求められています。
現場作業員の主な種類

現場作業員は、その仕事内容や業界によって大きく異なります。
以下に主な種類を紹介します。
土木現場作業員
土木作業員は建物に限らず、道路や河川、ダムや
ガス・水道・電気・通信設備工事などのインフラ(公共工事)
を主に行います。宅地の造成や区画整理、用水路や排水路の
整備に伴って行う工事もあります。
建設・建築現場作業員
建設・建築現場作業員はより細分化して解説します。
内装工事(内装工)
主に内装工、クロス職人、大工などはここに分類されます。
建物内の設備・装飾のお仕事ですので、ゼロから建物をつくる事はありません。
店舗の場合は、設備工事までを含んだ内容を内装工事ということもあります。
外構工事(造園工)
主に外構作業員、造園工、エクステリア職人などはここに分類されます。
外構工事の仕事は建物の外部の環境を整える事で
住まいの利便性や機能性、安全性、快適性を向上させることです。
塗装工事
塗装工、左官工、左官、左官見習いなどはここに分類されます。
錆びを防ぐ防水や熱の遮断、耐火、防腐、紫外線対策など、
塗装目的や扱う塗料の種類、塗装対象は多岐にわたります。
建物の壁や床、天井などの表面を上げるのは左官のお仕事です。
建築工事
大工、解体作業員、型枠大工、足場スタッフ、鳶職などは
ここに分類されます。大工は建物の骨組となる柱や梁、
天井、外壁、内壁、床などの下地を、木材でつくります。
解体作業員の仕事内容は、建物の解体や
廃棄物の回収・分別・運搬などがあげられますね。
工場の現場作業員
工場作業員もより細分化して解説します。
製造・生産スタッフ
ベルトコンベアなどで流れてくる製品の加工や組み立て、仕上げなどを
行うのが製造スタッフです。
軽作業スタッフ
荷物の運搬や仕分け、梱包など、主に工場や倉庫内でおこなわれる製造以外の
業務全般のことを指し、アルバイトの求人が多いのも特徴です。
なかには体力を必要とする仕事もありますが
軽作業は仕事内容が単純で繰り返し作業が多いので
未経験でも働けます。
生産オペレーター・検査・検品スタッフ
生産オペレーターは機械や設備の操作、監視、保全(メンテナンス)、
検査スタッフは製品や部品の品質を担保するために、
製品に問題がないかを確認するための業務を行います。
電気工事の現場作業員
電気技術者、電気主任技術者、電気工事業、通信工事
といった仕事が分類されます。
変電設備などの配線、さまざまな建物のコンセントや
照明器具の取り付けなど電気工事のプロです。
未経験でも可能ですが「電気工事士」が必須な求人もあります。
資格は第一種電気工事士、第二種電気工事士の2種類があり
第一種の合格率は学科試験が例年40%程度、技能試験が60%程度と、
国家資格の中では比較的高く、難易度は中程度と言われています。
持っていれば大きな強みですし資格手当が貰えるケースも多いです。
現場作業員の業種別のトレンド

現場作業員といっても業種によってトレンドが違います。
ここでは私自身マーケターとして各種調査した結果を抜粋してまとめます。
建築現場作業員(塗装工)
災害の多発に対する復興工事や、高度経済成長に建設された大型建造物の
補修・補強などの修繕工事、建設ラッシュなどで伴う発注が増えています。
→業界的には今後も需要は続くでしょう
土木現場作業員
国土交通省では土木業界でも女性を積極的に活用しようという
取り組みを進めています。土木系女子「ドボジョ」が建設業界に
占める割合はおよそ15%ほどと呼ばれています。
ただ、女性用のトイレ・更衣室がない問題があるため
長い目での取り組みといえます。
電気工事の現場作業員
世の中が便利になればなるほど、それを支える「電気工事」の
仕事は増えていきますが、それとは正反対に“電気工事士”として
働く人手は一層不足していく事が予想されています。さらに、将来的にも極端に需要が減ったりする事はないと
考えられ今後、“電気工事士”の争奪戦も勃発する可能性があります。
そのため電気工事士を目指す人は貴重な存在のため、
「資格・経験がない方でも歓迎!」「電気工事の仕事に興味が
あるなら、年齢や職歴は問わず応募歓迎!」という企業も増えています。
未経験者が現場作業員を目指す際のポイント
必要な資格やスキル
結論、現場作業員は「未経験」でもなれます。
ですのでスキルも資格もゼロでも働き先は十分あります。
ただ、高確率で【自動車免許】は必須の企業が多いので
免許は取得しておく事をお勧めします。
現場作業員から転職する際のポイント

現場作業員が転職を成功させるためには、自分の経験やスキルを整理し、
新たな職場で活かせる点を明確にすることが重要です。
【経験やスキルの棚卸し】
現場作業員として培ったスキル(体力、チームワーク、
時間管理能力、安全管理意識など)は、多くの職種で高く評価されます。
具体的な成果やエピソードをまとめ、履歴書や面接で活用できる形にしておきましょう。
【資格を活かす】
現場作業で取得した資格(フォークリフト免許、
建設機械運転免許など)は、他の業界や職種でも役立ちます。
転職先の募集要項を確認し、資格を武器に応募を進めると効果的です。
【関連業界への転職】
現場作業の経験が活かせる関連職種(施工管理、物流管理、
メンテナンス業務など)は、スムーズにキャリアチェンジしやすい選択肢です。
業務内容が似ているため、経験を活かしやすい点が魅力です。
【キャリアアップのための準備】
未経験の職種を目指す場合、オンライン講座や資格取得を
通じて基礎知識を身につけておくと、転職活動が有利になります。
また、ハローワークや転職エージェントを活用して、
希望する業界や職種について情報収集を行いましょう。
【柔軟性を持つ】
希望条件に合致する職種を見つけるのに時間がかかることもあるでしょう。
条件の優先順位を整理し譲れない点と妥協できる点を
明確にすることで、選択肢が広がります。
【ネットワークを活用】
同僚や知人、元請け会社の担当者など、
現場で築いた人脈も活用しましょう。
直接的な紹介やアドバイスを得られる場合があります。
現場作業員の経験は、幅広い業界で求められています。
自分の強みを理解し、的確なアピールを行うことで、
理想の転職を実現してください!
引用・参考情報
https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001060939.pdf
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